2009年06月17日 | ミヤキ職人
昨日、お客様のお家にお邪魔してきました。
完成してから2年目を迎え、上塗りも先日させて頂き、一通りの工事が終了しました。
上塗りも乾き、神棚の取り付けをしたいので、棚をつけてほしいと前々から依頼がありました。
神棚と、天井に貼る、『雲』の文字の彫られた物も用意されていました。
この『雲』と書かれた彫刻文字、よく見る和紙に『雲』『空』『天』などと書かれたものと同じ意味を持つものです。
※写真がないので一応説明を・・・
私は紙に書かれたものは昔からよく見ていましたが、彫刻の物もあると初めて知りました。
神棚も見せて頂いたんですけど、『新しいからかもしれんけど、今の神棚ってオシャレなんやな』と、思いました。
棚のサイズの確認の為、お客様に神棚と神具を並べて頂きました。
思っていたサイズで大丈夫でした。
確認後、お客様とお話をさせていただきました。
『家が完成してから、丸1年たったけど、だんだん家らしくなってきてうれしいです』
と言っていただけました。
『いいねえ~』と笑顔でおっしゃっていただけるのが、私たちにとって、一番の支えだと改めて実感しました。
今回、神棚の取り付けをするにあたって、自分が神棚のことを知らなさすぎて、少し恥ずかしかったので、調べてみました。
地域によって違いはあるようですが、基本的な奉り方、方角、奉ると良い日柄を知り、それぞれちゃんと意味があると分かりました。
多分、今の若い世代の人はこういった昔からの日本の文化など、目にはしても意味までは・・・という人が多いと思います。
私もその一人ですが、昔からの『しきたり』は、なくしてはいけないと思うので、勉強してみるのも楽しいかなと感じました。
2009年06月15日 | ミヤキ職人
今日は私たちの地元、美濃市の紹介をします。
美濃市は、昔からの建物や自然がたくさんあります。
美濃市で一番有名なのは、やっぱり『うだつの上がる町並』でしょうか。
観光名所になっていて、休日には観光客が多く訪れます。
この『うだつ』は、屋根の両端を一段高くして、火災の類炎を防ぐために造られた防火壁のことで、美濃市には、日本で最も多く残っていて、町の中を散策すると見ることができます。
美濃町の建物は隣の建物との隙間がほとんどなく、間口が狭く、奥行きの長い所が多いです。
昔からの建物も多く残っていることもあり、平成11年5月31日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
私たちも何度かこの町並みに住んでいらっしゃるお客様のお店や家をリフォームさせていただきましたが、『町並み保存地区』となっているため、道路に面した部分は、木の格子を組んだりと昔ながらの造りで施工しました。
お客様もクロスよりも、板張りなどを好む方が多いように思います。
私も美濃町の落ち着いた雰囲気が大好きですね
あと美濃町の名物なのが『流し仁輪加(ながしにわか)』と呼ばれる即興劇です。
この仁輪加は地元の方言美濃弁で行う、男性しか参加できない伝統的な古典芸能です。
ユニークな衣装やメイク(時には女形も)で登場し、独特な話し方で観客を笑わせます。
私は、成人式の時に初めてじっくり見させていただいたんですけど、強烈なインパクトと何とも言えないあのほんわかした感じは今でも忘れられないですね。
見てみないと伝わらないと思いますので、是非見に行っていただきたいです!
国指定選択無形民俗文化財に選定されており、美濃祭りのときに見ることができます。
あと、美濃和紙も1300年以上の歴史があり、美濃の伝統工芸で欠かすことのできない物です。
『和紙の里会館』では和紙の歴史や、紙すき体験などできます。
地元の小学校や中学校では、自分ですいた和紙を卒業証書の紙にしています。
私も何度も失敗しながらもすいたのを覚えていますねえ
この美濃和紙を使った、手作りの照明を見ることができる『あかりアート展』が今年の10月10日・11日の午後5時~9時まで開催されます。
うだつの上がる町並みにたくさん並べられ、とても幻想的で癒されますよ
私たちの住んでいる大矢田の一番の名所は、『大矢田神社・もみじ谷』です。
国指定天然記念物の山もみじの樹林が3000本といわれています。
もみじのトンネルの階段を登ると、国の重要文化財の拝殿・本殿があります。
秋の紅葉が始まると山全体が綺麗に染まります。
紅葉の中のひんここ祭りも見ものです。
空気もきれいで、水もおいしいですよ。
大矢田神社に行ったら、『五平もち』も食べてみてくださいね。
他にも紹介しきれませんが、名所や隠れスポットがたくさんあります。
山に囲まれ、綺麗な長良川があり、歴史のある町です。
癒しを求めてくるにも、文化財を見るのも、これからの時期、川遊びにも最適な所です。
是非、遊びに来てくださいね。
2009年06月13日 | ミヤキ職人
初めまして。 宮木建設の従業員で大工3年目の宮木義仁です。 今は三重県四日市市の現場で働いています。 今の現場は本格木造住宅で伝統建築の技術を駆使し一味も二味も違う住宅の造作をしています。
今日の私の仕事内容について話したいと思います。
一階家事室の壁に腰板を張るための幅木、帯をいれました。
あ。腰板って分かりますか?
簡単にいえば床から三尺(910mm)の位置までヒノキの板や、スギの板などがはってあるのを腰板といいます。 場合によっては三尺よりも高くしたり、低くしたり、窓と同じ高さにしたりと部屋のバランスを考えて高さを決めます。
私の個人的な意見をいいますと、床から天井までクロス貼りよりも腰板をバランスよくいれて、帯より上はクロス貼りにしたほうが好きですね。
なぜかというと木のぬくもりを感じれるし、なんか木って落ち着くんですよね。
説明が下手なんで腰板がいまいち分からないなーって思ったなら写真にのっているので是非チェックしてみてください
不定期ではありますが、職人ブログを更新していきたいとおもいます。
ちなみに、私はパソコンに慣れてないのでこの文章を打ち込むのに1時間かかりました。笑
2009年06月10日 | ミヤキ職人
お子様やご自身のアレルギーでお悩みの方、いらっしゃいませんか?
アレルギーの症状・原因は家や生活の仕方で、人それぞれだと思いますがお悩みの方の為に少しでもお役に立てるよう調べてみました。
と言うのも、私自身ひどいアレルギー体質なのです
私の場合、2年ほど前に一人暮らしを始め、某メーカーのアパートに引っ越してから、皮膚炎になり肌がボロボロになってしまいました。
1Rアパートなので換気できる掃き出し窓が一つしかなく、ほとんどが化学製品や石油製品の物で仕上げてあります。
病院で血液検査をし、お医者さんに原因となっていそうな物を聞いた所、シックハウス症候群ではないかと言われました。
今まで住んでいた家は、建具や枠や床などもほとんどが木製の物で、開口部も多く風通しも良いところで、シックハウス症候群になるような環境ではありませんでした。
小さい頃から気管支炎によくなっていたこともあり、ほこりなどには敏感になってしまい、小まめに掃除をしていたものの、家自体に反応してしまいました。
シックハウス症候群が問題になってからは、製品などに色々な規制がかかり、使う材料など制限されるようになりました。
しかし、いくら規制のかかった材料を使用しても、アレルギー体質の人には影響がでることがあります。
原因は家だけではないと思いますが、進化した家の怖さを身をもって知ることができました。
ビニールクロスなどは見た目も良く、安く仕上げれることもありよく使われますが、私のようなアレルギー体質の人は、やはり自然素材の木や土を使った家がいいなあと実感しました。
新建材から出る化学物質による、室内環境汚染や、高気密・高断熱によるカビやダニによる、アトピーや化学物質過敏症などは色々と問題になっています。
しかし、新建材の良さというのもあります。
新建材も使い、自然素材も使い、うまくバランスを保つ家造りが大切だと思いました。
住む方も、換気や太陽の光を取り入れる、自然素材のものを取り入れる、小まめな掃除など気をつけて生活していただければ、シックハウス症候群にもなりにくくなるのではないでしょうか。
私も、家にいるときはなるべく換気をし、光を取り入れるよう心がけました。
少しづつですが、症状が和らいできました。
でも個人的な意見ですがやっぱり、木に囲まれた落ち着いた家に住みたいと思います・・・。
2009年06月09日 | ミヤキ職人
気象庁が9日、九州・中国・四国・近畿・東海の各地方が梅雨入りしたと発表しました。
今年も、じめじめとした季節がやってきましたね。
雨の中、鮮やかなアジサイを見るのが楽しみでもありますが、やっぱり湿気も気温も高いこの季節は苦手な方が多いのではないでしょうか?
梅雨の時期は家にも色々な変化がでてきます。
例えば、私たちが使う木は自然素材ですから、自ら水分を吸放出する働きをもっています。
この時期の嫌な湿気を吸収し木が膨らみ、冬の乾燥する時期には空気中に水分を放出し木は縮みます。
よく聞く家のピシっという音は、この働きによるものだと思います。
木以外でも、土や漆喰の壁も自然素材ですから、同じように湿気や臭いを吸収してくれます。
この吸放湿性は長所でもあり、短所でもあります。
水分を吸ったままでは、腐食しやすくカビの原因にもなります。
天気のいい日には窓を開けて水分を外に逃がすことが大切です!
暑い時は窓を開ける・寒い時は窓を閉めるという、当たり前のことが自然素材にとっては、とても大切なのです。
あと、梅雨の時期は軒下の雨樋が大活躍します。
この樋が曲がっている・腐食している・金具が垂れ下がっているなどの場合、早めに補修することをお勧めします。
跳ね返りの水が思わぬ被害を及ぼすこともあります。
一度外回りもチェックしてみてください。
気になるところがありましたら、どんなことでもご連絡ください!
2009年06月06日 | ミヤキ職人
本日、クリナップ岐阜ショールームで開催された『新商品フェア』に行ってきました。
お客様の山田様と一緒に行かさせて頂きました。
山田様は、お子様が二人いらっしゃるのでキッチンやお風呂は特に安全性の高い物、そして使い勝手の良い物を見て、体感していただきました。
今回の新商品はキッチンがメインで、引き出しを開けると浮き上がってくる『うきうきポケット』や、フィルターのお手入れが簡単なクリーンフードなど、使う人に優しい機能が付いたキッチンが多く展示してありました。
山田様も『見ると全部付けたくなるなあ』とおっしゃっていました。
今のキッチンやお風呂は昔と比べると、機能はもちろん、安全面もお手入れの面でもかなり進化していると思います。
キッチンやお風呂のリフォームをお考えの方はご相談ください。
今より使い勝手の良い物が見つかると思います。
今回のを含め、フェアの情報を新着のカテゴリーでご案内させていただきます。
ショールームに行ってみたい方もお気軽にご連絡ください。
2009年06月03日 | ミヤキ職人
先日、社長の幼馴染の『福美造園』の社長、古田様からのご依頼で、庭の塀を施工させていただきました。
柱は御影石を使い、石の間は鉄砲垣風に竹を編みこみ、その上に笠木を設け瓦を伏せました。
福美造園と宮木建設のコラボ作品です!
お客様も『とても綺麗で立派やわ~』『瓦がオシャレな感じ』と、ご満足頂けたようでした
塀の造りも家と同じで、使う材料・大きさ・デザインなどでどの家とも被らない、味わいのある物を造る事ができます。
写真
右:福美造園の社長 古田様
左:宮木建設社長
※顔がよく見えないのでまた改めてご紹介します。
2009年06月01日 | ミヤキ職人
(株)宮木建設は来年創業30年目を迎えます。
30年を機に新しい気持ちで、お客様に満足して頂ける家造りを目指し日々努力してまいります!
100年持つ家を建てる為、材料選びからこだわり、建築基準法よりも大きい寸法(でか木とよく言われます)の物を使用することを基本としています。
仕上げ材も重要ですが、私たちは中身の構造材にもこだわりを持っています。
ただ家を建てるだけではもったいないので、お客様にもこだわりを持っていただき、世界で一つだけの家造りをお客様と一緒に目指していきます。
伝統的な和風住宅・現代的な洋風住宅・リフォーム・・・。
家に関することでお悩みの方の力になれるよう努力させて頂きます。
2009年05月30日 | ミヤキ職人
宮木建設のホームページがついに完成しました。
写真撮影・アンケートにご協力頂いたお客様、ありがとうございます。
主にこのホームページの更新をさせていただきます、宮木千恵と申します。
顔なじみの方もまだご存じでない方も、是非じっくりご覧になってください。
ホームページを通じて、昔からのお客様はもちろん、色々な希望をお持ちのお客様に出会える事を願っております。
宮木建設の事を一人でも多くの方に知って頂けると幸いです。