2015年06月26日 |
美濃町の現場です。
2階の作業に入ります。
まずは解体工事から。
2階は、和室3室と物置の4室と廊下があります。
まだ荷物が置いてあるので、1室残しての解体作業となりました。
和室を洋室に改装するので、押入れや竿天井を壊します。
やはり古いだけあって、壊すと土ぼこりがすごいです。
ほこりで目が開けてられないくらいです
ゴーグルがないと痛くて涙がでてくる・・・・。
壁は土壁で、天井には屋根から落ちてきていた土が結構のっていたので全身に土を浴びながらの作業でした。
しかし、こんな作業が嫌いではない私。
女大工としてもワクワクする場面です
やっぱり、現場で作業は一番楽しいですよね。
天井をはがすと、屋根の構造が見えてきました。
雨漏りの跡が何ヶ所かありましたが、この時代の構造にしては柱も太く、母屋も束も思っていたより大きい材料で組んでありました。
丸太の梁は、柱の上で組んで桁まで伸びてないのが不思議でしたが、当時は材料がなかったのかなあ?って皆で話してました。
こういう解体工事を自分達で行うと、昔の大工さんの造り方や、天井材や床の間の板の裏に材料の仕入先や、造った職人さんの名前が書かれたりしていて面白い発見があります。
もちろん、構造材の組み方なども見る事ができて、とても勉強になります!
古い建物なので、柱も傾いて床も波打っていますが調整しながら部屋を作っていきます。