HOME > ミヤキ職人ブログ > ミヤキ職人 > 水琴窟周辺の復元工事 完成!
2013年09月10日 | ミヤキ職人
前にUPした『水琴窟周辺の復元』工事終了。
お客様がお持ちの竹藪から、青竹を切り取って使いました。
月見台を原型をなるべく残して補修を行いました。
工事終了してからかなり日にちが経ってのUPとなってしましました(>_<)
まずは、床などに使う竹を切りに行きました。
なるべくまっすぐで、太さが均一なものを選びます。
ねかす間に割れや反りがでてしまうことを考慮して、
少し多めに切り出しました。
現場では、傾いた柱と束石の位置を元に戻します。
慎重に動かさないと、危険です!!
特に奥に見える網代と呼ばれる組み方をした戸箱と、
袖垣は、とれてしまうと修復不可能なので、3人がかりで動かします。
続いて、床の古い竹と、屋根の穴の開いた銅版、野地板を撤去。
野地板も柱を支える役目があるので、一枚ずつ丁寧に外します。
外した部材を新しいものに組み替えていきます。
そして、最後に屋根を銅版色のガルバリウム鋼板で葺きます。
完成です。
柱もまっすぐ!網代もキレイに残せました!
この月見台の足元にある水琴窟も掃除して終了です。
新しくなった部材が日焼けして、色合いが合うようになるのが
楽しみです!