HOME > ミヤキ職人ブログ > ミヤキ職人 > 土砂災害と家・・・。美濃市・長良川・地盤について
2009年07月28日 | ミヤキ職人
毎日雨が良く降りますねえ・・・。
日に日に水かさの増す長良川を見て、
『堤防決壊したりしないかなあ』
と少しずつ不安になってきました。
こんなに雨の日が続くと心配になりませんか?
土砂災害などいつ起きてもおかしくないですよ!
弊社のある大矢田は、長良川からは少し離れているものの、周りは山に囲まれているので、川の氾濫よりも、
『土砂崩れ』や『地滑り』の方が心配されます。
社長によると、今まで生きてきた54年間この辺では大きな土砂災害ってのはないなあ・・・。
とのことらしいです。
あったとしても私たちの地域から洞戸へ行く時に通る山道やトンネル付近くらいで、幸いなことに実際にひどい土砂災害にはあったことがありません。
最近では九州で起きた土砂災害が毎日テレビで報道されていますが、自然の恐ろしさになす術もないと思いました。
気を付けていれば大丈夫というものではないので、どうする事もできませんね・・・。
土石流の流れるスピードは時速30~40キロと言われています。
大きな石や土・流木などがこのスピードで流れてきたら、逃げるしかありません。
逃げる事もできないかもしれません・・・。
地滑りは広範囲にわたって地面全体が崩れていきます。
その土地に建っていた建物や道路など丸ごと流れていきます。
家から避難しても周りも地滑りを起こしているので逃げようがないですね・・・。
私たちは建設予定地の地盤調査や地盤改良などを行い、弱い地盤は補強するということもしていますが、正直このような災害が起きたとき100%家は大丈夫ですとは言えません・・・。
地面そのものが動いたり、時速40キロの速さで岩や木が流されてきたらどんな建物でも、何らかの被害を受けます。
このような災害は予測ができないので怖いですね。
災害が起きたときどこに避難するか、避難場所までの道など、ご家族で話し合ってくださいね。
岐阜県について調べてみました。
岐阜県は現在面積の81%が森林で、可住地は19%しかありません。
これは思っていたよりも緑が多いなあと思いました。
良いことなんですが、土砂災害の話をしていると複雑です。
県内には13,083箇所も土砂災害危険箇所があるとのことです。
整備もまだまだ進んでいないようです。
岐阜県には長良川もあり、山から流れる水量も多いのでこの地域は大丈夫ということはないと思います。
雨ふりが続く時や台風の時は、お気を付け下さい!